
自宅にある歌入りCDを使って、簡単にカラオケのような音源にできる裏ワザがあるのをご存じでしょうか?ポータブルCDプレーヤーとスピーカーがあれば、スピーカープラグを少しだけ抜くだけで、なんとボーカル部分を消すことができるのです。この記事では、この面白い仕組みと、どうしてこうなるのかという原理もわかりやすく解説します!
スピーカープラグを少し抜くだけでカラオケにできる理由
音の仕組みとCDの録音技術の秘密
普通のCDは「ボーカル」と「伴奏」が一緒に録音されているように聞こえますが、実際にはそれぞれ別の音のチャンネルで記録されています。多くのCDでは、ボーカルが中央(モノラル)チャンネルに置かれ、伴奏やコーラスは左右のステレオチャンネルに配置されています。
ここで重要なのが「逆相」という仕組みです。左右のステレオ音声を微妙にずらしたり、片方のチャンネルを消すことで、中央に配置されたボーカル部分だけが聞こえなくなる場合があるのです。
実際のやり方:ポータブルCDプレーヤーとスピーカーを使った手順
手順
- ポータブルCDプレーヤーとスピーカーを用意します。
- CDプレーヤーに歌入りCDをセットして再生を開始します。
- スピーカープラグを完全には差し込まず、少しだけ抜くようにします。
- すると、あるポイントでボーカル部分が薄く、またはほぼ聞こえなくなり、伴奏だけが流れる状態になります。
これでカラオケ音源のような状態が完成します!ただし、この方法がうまくいくかはCDや機器の種類に依存するため、何度か調整が必要です。
なぜスピーカープラグを少し抜くだけでボーカルが消えるのか?
プラグの接触で音のバランスが変わる
スピーカープラグを少しだけ抜くと、左右のステレオチャンネルの接続が不完全になり、電気信号が通常とは違う経路で流れることがあります。この時、左右の音が逆相(逆位相)になっていると、中央に配置されているボーカルの音が打ち消され、結果的にボーカルがほとんど聞こえない状態になるのです。
これは、すべてのCDや音響機器で確実に起こるわけではありませんが、試してみる価値はあります。
注意点と成功のコツ
- 機器の相性:全てのポータブルCDプレーヤーやスピーカーでこの方法がうまくいくわけではありません。古いCDや特定の録音方式のものだと効果が出やすいです。
- 調整が必要:プラグの抜き具合を少しずつ調整して、一番ボーカルが消えるポイントを探す必要があります。
- 完全には消えない場合も:この方法では、完全にボーカルを取り除くことは難しいですが、薄くなれば十分カラオケ感を楽しめます。
まとめ:自宅で簡単にカラオケを楽しもう!
ポータブルCDプレーヤーとスピーカーさえあれば、簡単な調整で歌入りCDがカラオケ音源に大変身するこの裏ワザ。スピーカープラグを少しだけ抜くという手軽さも魅力です。原理を知れば、「なるほど!」と思える面白い方法です。ぜひ一度試してみて、自宅で手軽にカラオケパーティーを楽しんでみてください!